どうもローリン@RrnMusicです。
前回の記事では日本の童謡”ぶんぶんぶん”の原曲が海外にあったということを書きました。探してみると、まだまだあります。
この記事のもくじ
ちょうちょ
この曲も一度は聞いたことあるよね?
日本の童謡「ちょうちょ」です。
これもルーツを探ると古いドイツ民謡だと言われています。
しかし、調べてみると「ぶんぶんぶん」とは異なり
原曲のタイトルも歌詞もかなり変化しているが分かります。
幼いハンス(ちょうちょの原曲)
『Hänschen klein(幼いハンス)』
メロディーを聴いてみると、「ちょうちょ」。
1番から3番を通してストーリー仕立てになっているのが面白いです。
歌詞をみていきましょう。
幼いハンス 歌詞
<1番のストーリー>
まだ幼いけど好奇心旺盛なハンス君は、ある日広い世界へ冒険の旅に出る事を決意します。よく似合う帽子と杖を持って、ご機嫌で歩いて行ってしまいました。お母さんはひどく泣いて悲しみましたが、それでも息子の幸運を祈り、心の中では、すぐに帰って来てほしいと願っていました。<2番のストーリー>
晴れの日も曇りの日も、ハンス君は冒険の旅を続け、いつの間にか7年もの間、異国の地で過ごしていました。ホームシックになったのかどうか分かりませんが、ある日ふと考え直して、急に故郷に帰りたくなったハンス君は、急いで家路へと向かい始めるのでした。<3番のストーリー>
7年の月日は、幼いハンス君をすっかり別人に変えていました。体は成長し、顔や腕は真っ黒に日焼けして、人目見ただけでは、それが昔旅立っていった幼なかった頃のハンス君と同一人物であるとはほとんど気がつきません。生まれ故郷の町に着いたハンス君でしたが、1人、2人、3人と、行き交う人は誰もそれがハンス君だと気がつかずに素通りしていってしまいました。いよいよ生家に帰り着いたハンス君でしたが、妹でさえも、「どちらさまでしょうか?」と兄であることに全く気がつかなかったのです。
街の人や妹でさえも気が付かなかったハンス君のもとへ、お母さんが歩み寄ってきました。見た目や体つきこそは昔とすっかり変わってしまっていたハンス君でしたが、お母さんは、彼の目を見つめると、すぐにこう叫んだのです。
” Hans, mein Sohn, grus dich Hans, mein Sohn!”
「ハンスや、私の息子よ、おかえり、私の息子よ!」出典:世界の民謡・童謡
海外から日本に入ってきた時に原曲のメロディーだけを借りて
歌詞は日本語で作り直したパターンだと考えられます。